京都平安楽市を振り返る
こんにちは。まぶこです。
平安楽市では2万円の交通費をかけて京都まで行ったにも関わらず、私の売り上げは550円だったというネタ的にはおいしいけど、私的には悲しい出来事がありました。
しかもその失敗をそのままにしておいたことで、さらに悪循環を生むということを実感したので、今日は考察してみたいと思います。
商品の購入のためには、まずは商品を目にとめてもらわなければなりません。
しかし私たち人間は、意識的・無意識的問わず、自分が必要と思われるものでなければ目にとめることができません。
自分が購入しようと検討を始めた途端、その車の車種が、急に町に増えたような気がする
自分や家族が妊娠すれば、妊婦が急に目に付くようになる
こんな状況を、誰でも一度や二度は体験したことがあるのではないでしょうか?
少し話はそれますが、私は春先に「つくし」が生えたら、それを摘んで佃煮にして食べるのが好きです。
摘むのも、食べるもの好きです。
車に乗っていても「つくし」が生えているのが、見えるようになります(笑)
しかし夫には、それは見えません。
「そんなスピードでよく見えるねと、エスパーなの?」と言われます。
夫はつくし好きではありません。
私はつくし好きで無意識に探しているから、目に付く
夫はそうでないから目につかない。
雑司ヶ谷と京都を振り返ってみると、この「目に付く」人が違っていたかなぁと思います。
雑司ヶ谷の手作り市に来ていらっしゃるお客さんは、お話しさせていただいた印象では割と近郊の人が多いように思いました。散歩で寄ったのよとか、これからスーパーにお買い物に行くのとか、そんな風に仰っていました。
そして多くの方が、1か月に一度開催されるこの手作り市を楽しみにしていらっしゃって、「何かないかな」とご自身の琴線に響くような作品を、探されているように思いました。
どうやって作ってる?
なんでこれを始めたの?
そんな風に私や作品のことをたくさん聞いてくださり、たくさんのお話をしながら、購入をしてくださる方が多かったように思います。
550円ではあったものの、京都で購入してくださった方もやはり、
同じようなパターンで購入してくださいました。
つまることろ、雑司ヶ谷と京都では、私のような雑貨を意識・無意識問わず、探している方がいらっしゃったかいらっしゃらないかという違いだったのではないかと考えました。
また今後、お店においてもらうとしたら、こういうものを無意識的に探していらっしゃるお客様が来るようなお店だと良いと思いました。
ちなみに私は売れませんでしたが、京都の平安楽市はすごい集客のイベントで、かつハマればすごい金額が売れるようです。となりのブースの羊毛のマフラーは、飛ぶように売れていました。
失敗の取り扱い方について考えたこと
こんにちは、まぶこです。
朝、子供を部活に送る車の中でふと考えていたことで大きな気づきがあったので、今日はこれを書いてみようと思います。
私たちは日々無意識で、たくさんのことを思いついたり、考えたりしているといわれています。
無意識に考えていることは、かなり自分勝手なことばかりです。
今朝は以前会社で言われた一言を思い出して
「〇〇さんがあのとき、こう言ったから、私は会社を辞めなきゃいけなくなって・・・きっとそれがなければ会社で今も勤めていて、あのプロジェクトも継続していたはずなんだよな・・・」
無意識なのではっきりとは覚えていないのですが、多分こんなことをぐるぐる考えていた気がします。
そしてふっと我に返り、思ったこと。
「もしかしたら、今うまくいかない理由を、過去にあった出来事に無理やり結び付けて、自分を慰めている⁉」
先日京都に2万円の交通費をかけた行って、人が多かったにもかかわらず、売り上げが550円だったということがありました。
「ネタ的にはおいしい」けと、やはり悔しい結果です。
妄想の中では、数万円を売り上げて「るんるん」で帰る予定でしたが、その妄想はまんまと壊れ
「素人だし、ほんとは無謀なことをやっていて、目標なんて達成しないのかもしれない」
と、日々心が揺らいでいるというのは正直なところです。
その揺らいでいる不安を自分のせいにはしたくなくて、うまくいかなくてもしょうがないよねという理由が欲しくて、過去にあったことを引っ張り出し、無理やり結び付けて
私は悪くない。
悪いのは私にひどいことを言った〇〇さん。
あの人がひどいことを言わなければ、私はこんな情けない失敗をしなくても済むのだから。
と考えたいのだと思います。
なんという身勝手な無意識(笑)
それでもそう考えることは、誰にも迷惑はかけないので私の自由です。(考えた末に恨みを持って、鈍器で殴りに行きたくなるのと、話は別ですが・・・)
しかし私はここで事業を達成させるということを諦めたくありません。
なら私が今やるべきなのは、
次のアクションをさっさと決め、行動すること!
具体的には
京都でなぜそういうことが起こったのかを振り返り
その振り返りをもとに、自分が欲しい状況を手にするための仮設建てをし
実行プランをたて、その通りに行動すること
これ以外にないな、と思います。
多分これからも、「失敗」というよりも考えていた通りのことにはならないことはたくさんあるし、むしろそれなしでは事業が成り立つということはないと思います。
そのときに悔しい思いをそのままにしておくのではなく、また安易なポジティブ論で問題がなかったことにするのではなく、適切に取り扱い、次のアクションへつなげることが、私には必要なことだと感じた朝でした。
京都で素敵な銭湯に出会った話・・・京都桜湯
こんにちは、まぶこです。
今日は2万円かけていった京都平安楽市で、売り上げが550円だった・・・のは残念でしたが、京都に行って素敵な銭湯に出会ったお話をさせてください。
私は銭湯、温泉の共同浴場など、生活に密着した地域のお風呂が好きです。
幼い頃、毎年秋に開催される、祖母の住んでいる地域のお祭りがとても楽しみでした。夜店でやるくじびきや、りんごあめ、わたがしを買うのも好きだったし、おみこしを見るのも好きでした。
そのお祭りに行く前に、必ず寄ったところが銭湯でした。
お祭りの笛や太鼓の音を聞きながら、「あれを買おうかな、これを買おうかな」と買いたいものを想像し、大きなお風呂に浸かる。
そんな幼い頃の銭湯の思い出が、今の私を銭湯好きにしたのだと思います。
銭湯は近年、経営者の高齢化や利用者の減少から、廃業するところも多くありますが、京都はまだ頑張って営業を続けていらっしゃる銭湯が複数残っているとのこと。
今回私が行ったのは、「桜湯さん」という銭湯。
なんと金魚や鯉が泳いでいるのを見ながら入浴できるというのです。
銭湯の面白さは、同じ「銭湯」というくくりでも、まったく違ったしつらえにあると思います。
営業時間内で中の写真を撮ることはできませんでしたが、行ってみてびっくり!
長い年月を過ごしてきたんだなぁという、木製の扉付きの棚は美しい飴色。
その中には、棚と同じく長い年月を大切に使われたであろう、柳行李。
その柳行李の中に脱いだものを入れ、タオルと洗面用具を持ってお風呂へ。
話にきいた金魚や鯉のいる水槽もありました。
お風呂に浸かりながら、金魚のしっぽがゆらゆら揺れるのを見るという、なんといも贅沢な時間。
熱めの浴槽、ぬるめの浴槽があるので(水風呂もあります。私は苦手なので入れませんが)、それを交互に入りながら小一時間ほどお風呂を楽しみました。
長い時間を経てきたことで生まれた、美しいこの銭湯とまた再開できることを祈りつつ、桜湯を後にしました。
テスト販売をおっかなびっくりで始める③京都平安楽市でやらかす
11月11日に京都の平安神宮前の岡崎公園で開催された、平安楽市に出店してきました。
この出店でかなりの衝撃に襲われました。
なんと売り上げ・・・
550円(笑)
静岡から京都まで、高い交通費をかけて行ったにもかかわらずです。
京都の平安神宮という、一大観光地で日本人観光客も、外国人観光客もめっちゃいるにもかかわらず、
まさかの550円。
私的には落ち込むくらい痛いのですが、ブログのネタ的には、おいしすぎるということでそんなにへこむことなく、20分くらい落ち込んでから、気を取り直して、隣のブースで出店していた人に教えてもらった「鯉のいる銭湯」に向かうことができました。(この話はまた)
その日は午前1時に自宅を車で出発し、一路高速道路で京都に向かいました。
途中休憩をしながら、無事現地に到着。
開催時間までにはまだまだ時間があるので、先に平安神宮へ参拝に。
朝8時の平安神宮は、まだ参拝者もまばらで、平安時代にタイムスリップでもしたんじゃないかという気分に。
参拝を済ませた後、駐車場に戻り、荷物をとって自分のブースへ向かいました。
もちろんいつものように、ドキドキで、すでに帰りたい気分で満タンです。
「あら~今日はお隣ね。よろしくね~」
新しく購入したタープを広げようとしていると、今日のお隣さんが声をかけてくださいました。
人の好さそうなその女性に、私の緊張は若干和らぎます。
タープを広げ、什器を広げ、商品を並べて、今日の準備完了。
落ち着いて朝ごはんとコーヒーと思っていたところ、お隣さんが
「今日は風が出るらしいわね。風速で5メートル近く、吹くらしいわよ」
「え!?ほんとですが!?」
紙を扱う私が恐れていた、雨と風。
いつか対峙しなければならないとは思っていたが、それに今日は襲われるのか・・・。
商品を並べ終わってしばらくして、恐れていた風との戦いは始まりました。
風に吹き飛ばされて商品が地面に落ちて、汚れてしまえば、もう商品として販売できなくなります。
目の前の木が揺れるのをみながら「風が来る!」と思うと、何をしていても商品を押さえにかからなければなりません。
風と闘いながらも、どうにかこうにかお客さんに声をかけていたのですが・・・なんか前回と違う・・・。
誰も足を止めてくれないのです。
人はたくさんいるのに!
おとなりさんのマフラーは売れているのに!
私のところには、誰も目を向けてくれないのです!
なんで~!?
そんななか購入してくれたのはお2人の女性。
「かわいいですね!ご自身で作られているんですか!?」
と声をかけてくれた、芸大に通うというかわいい女性。
そして
「こういうのって、買っても使わなくてたまっちゃう一方なんだけどね」
といいながら購入してくださった、女性。
そしてそのまま試合終了となったのでした。
テスト販売をおっかなびっくりで始める②雑司ヶ谷手創り市に出展する
私がはじめてお披露目をするのは、10月1日の雑司ヶ谷手作り市。
当日は自宅を4時半に出発し、運転して現地に向かいました。
出店が決まってから、毎日ドキドキ。
「誰も買ってくれなかったらどうしよう」
そんなことばかりが頭をよぎります。
たくさんエントリーがありそうな雑司ヶ谷の手作り市で「来ていいよ」と選んでくださったのだから、全然だめってことはないだろう。
そう不安がよぎるたびに、自分に言い聞かせ、はげまして、毎日商品の制作をし、当日を迎えました。
受付時間よりも早く現地に到着し、駐車場に車を入れ(駐車場を探すのも、どこに駐車場があるのかわからず、何度もぐるぐるまわりました。道も狭いので、かなりのドキドキ感です)周囲を散歩し、雑司ヶ谷鬼子母神と大鳥神社へご挨拶。
「ここまで来させてくれて、ご縁をいただけて、感謝感謝です」
ドキドキする気持ちを抑えるように、心の中で神様にそう呟いてみると、心なしか落ち着いてくるような・・・来ないような・・・。
ドキドキがとまらないまま、受付時間になり私が出店する大鳥神社に向かってみると、神社の入り口で受付が始まっていました。
私も他の出展者の方と同じように並んで、受付を済ませ、空いているブースを選び、車から荷物を運びます。
先日制作した什器がバラバラにならないと不安になりながら、広げて、その上に持ってきた商品を並べます。自宅で予行演習をしてきたので、並べるのはスムーズです。
一通り並べ終えて、他の出展者の方を見ると、どの方の展示も素敵に見えて、自分よりもすごく見えて、一気に自信がなくなります。
一人で勝手に落ち込んでいると、ぽつぽつとお客さんが来場し始めました。
私のブースの前で立ち止まってくださる方もいらっしゃいました。
「お、お、おはようござます」
きっとひきつっていたであろう笑顔で、立ち止まってくださった方に声を掛けます。
「初めてですか?」
とお客さんに言われ
「は、はい」
必死で答える私。
「そうですよね、はじめてこの作品見たもの」
「実は今日が初めての販売なんです。実はドキドキしてます」
「それはドキドキでしょうね。素敵な作品だから、自信もって」
そしてそのお客さんは、ポストカードを3枚購入してくださいました。
お金を受け取る手も震えている私。
「あ、あ、あ、ありがとうございます」
ついに売れた!
自分で作ったものを売ってお金を受け取る、それは現実味がなく、夢のようでした。
時間が経つにつれて、またいろんなお客さんと話すにつれて、徐々に場所にも、話すことにも、お金をもらうことにも慣れてきました。
「ポストカードは手刷りなので、一枚一枚風合いが違います。色の濃さも違うんです。なので同じデザインでも、好みの風合いを選んでくださいね」
ポストカードを手に取ってくださった方に、そんな声をかける余裕も出てきました。
「そうよね、一枚一枚が違うのよね。わたしはこの擦れ具合が好きだわ」
そう言ってくださったお客様に
「ほんとはもっときれいに擦れるように頑張りたいんですけど・・・」
と、つい本音というか不安に思っていることを口にした私。
するとお客様は
「この1枚1枚違うのがいいんじゃないの。きれいな印刷のものは、他でも買えるんだから」
「え?」
確かに、私も個人的には雰囲気のある印刷物に惹かれます。
雰囲気あるとは、紙の手触りが感じられたり、印刷のに擦れやつぶれがあったりするような印刷物です。
でも商品として販売するとなると、均一でムラがない印刷ができることが必要だと思っていました。
またそれができていない自分の商品を見るたびに、落ち込んだり、不安になったりもしました。
だけど私の商品にお金を出してくれるお客さんは、そういうある意味「完璧」なものを求めているわけでなく、擦れや色むらなど、それらを含めて私の商品を好きだ、気に入ったと言ってくれていることに気が付きました。
この気づきは私の中で、すごく大きな気づきでした。
私は誰かと同じような商品を作るのではなく、私の商品を好きだと言ってくれる人が「これがいい!」と言ってくれる商品を作ることをしていこうと決めました。
お客さんは誰なのか、そしてどんな理由で買ってくれるのかという理由が明確になった以上に、お客さんの声に励まされた初出展でした。
テスト販売をおっかなびっくりで始める①雑司ヶ谷手創り市にエントリーする
こんにちは、まぶこです。
事業の数値目標を作ってみました。
具体的な数値目標を、より確からしいものにしていく必要がありますが、それと同時に行う必要があるのは
誰にその商品は一体誰が購入してくれるのか?
また
どういった理由で購入してくれるのか?
といったことを明らかにしていく必要があると考えました。
マーケティングだと、ターゲットを明確にするというのでしょうか?
私の事業計画では、店舗に卸して販売してもらうので、ターゲットの来る店舗に置いてもらわなければお客さんの手には渡りません。
今回は
30代女性
雑貨が好き
ストーリー性のある商品に惹かれて、気に入ると少し高くても購入する
おおざっぱですがこんな女性に購入してもらえるのではないかと考えてみました。
そして本当に
私が考えた通りの人が購入してくれるのか?
別の人が買ってくれるのか?
それとも誰にも見向きされないのか?
これを実際に売ってみて、確かめようと思いました。
それもこのテストに使えるお金は限られているので、小さな金額で試す必要があります。
そこで選んだのは、
手作り市、アートマーケットなどのイベントで販売するということです。
ネットで調べてみると大抵数千円の出展料で販売できるようです。
しかし近隣での開催は、大抵が開催の約半年前が出展申し込みのところがほとんどで、今日思い立ったような私が出られるところはありませんでした。
しかしいつか雑誌で見た東京の手作り市が毎月開催だったような・・・たしか鬼子母神というところでやっていたような・・・と思い出したキーワードで検索してみてみつけた
「雑司ヶ谷手作り市」のHP
参加要項を見てみると、ひと月ごとに開催で、募集もひと月ごととのこと。
しかも今月の締め切りは・・・
あさって。
ここに来て、なんとなく気楽に、勢いだけで来た私の気持ちに一気に急ブレーキがかかります。
私、ほんとに出すのか?
というか出してもいいのか?
思いつくままに制作し、ママ友の言葉にそそのかされて、事業の目標数値も作ってみたものの、ここまでは自分の中で完結すること。
言ってみれば、妄想の中だけでなんとかなることでした。
実際に出展し、販売するとなると、他人が関わってきます。
一気に妄想が、現実味を帯びてきて、腰が引けてきます。
そして頭の中で、2人の私が会話を始めます。
私の作ったものなんて、誰も見向きもしてくれないかもしれなかったらどうしよう
でもテストしてみなきゃ、わからないでしょ
いやいや、今は無理だって
じゃあいつならいくの?
いつも間にか手のひらは汗でびっしょり。
そして自分の中で巻き起こる、二人の私の会話に耐えきれなくなり、HPを閉じてしまいました。
しかし夕飯の買い物をしていても、食事の準備をしていても、お風呂に入っていても気になる雑司ヶ谷手作り市。
その日はそのまま寝て、翌朝。
何度もその日もHPを見ながら、日が暮れる。
そして締め切り当日の夕方。
やっぱり出す!
カレーのニンジンを切りながら、そう決めた私は、包丁を置き、HPから募集要項をダウンロードし、コンビニに行きプリントアウトして、その場で記入し、郵便局へ。
当日の消印を押してもらい、無事提出となりました。
10雑司ヶ谷手作り市、出店が決まる
雑司ヶ谷手作り市は、毎月参加のための審査があって、通らなければ出店できません。
雑司ヶ谷手作り市の申込書を郵送して数日、審査が通った店舗が発表になる日がきました。
トップページに、今月の参加店舗が決まりましたという文字を見つけ、急いでそこをクリックしました。
そこにはズラズラと出展者の名前があります。
しかし私の名前はない。
あ~だめだったか。
だよね、まだ商品としては危うい感が漂っていたもんね・・・
でも頑張って申込書出せたじゃん
自分を慰めながら、でもちょとほっとしながらその日を過ごしながら、翌日。
私のメールに
はじめまして、手作り市の・・・
というメールが来ていたので???と思いながら開いてみると
送り主は雑司ヶ谷手創り市の担当者の方。
「作家紹介の投稿準備を始めているので、〇〇についてご連絡ください」
とのこと。
お?どういうことだ?
私は落選したはずだけど・・・
そう思いながらも、再度雑司ヶ谷手作り市のHPを開いて、参加者のところを見ると・・・場所が2か所ある。
私が見ていたのは鬼子母神だけで、その下に大鳥神社の参加者が記載されており、そこに私の名前もありました。
合格してた!
うれしい気持ちと同時に
やばい
ほんとに売るんだ
不安と焦りの気持ちが、同時に沸き起こりました。
そして商らしい商品がないことに今更のように気が付き、あわてて活版機を出し、そこから1週間ほぼ不眠不休で、印刷を行うことになるのでした。
事業を数値でイメージする
こんにちは、まぶこです。
ノリと勢いとでレタープレスで紙雑貨を作ることを、事業にしようと決めました。
じゃあどのサイズの事業にするのか?
ありがたいことに、今の時代はインターネットの普及で様々な事業の形を選ぶことができます。
手作り市などのイベントで販売する
mineやcremaなどのサイトで販売する
国内の一般の店舗に商品として並べて販売する
海外に輸出して販売する
などなど
私がイメージしたのは、国内の一般の店舗に商品として並べて販売するということでした。
それは
「ハンズとかロフトとかで、この商品が並んで誰かに買われてたら、ちょっと面白くない!?」
というママ友の言葉で、それをイメージしてピンときたからです。
戦略とか、そういうのまったくありません。ごめんなさい。
それ以外は
・一般の小売店舗なので取り扱ってもらい、販売するためには、希望小売価格・卸価格を想定すること。
・また経費などはなるべく抑えたいために、製造や事務作業などは、すべて自宅で行うこと。
・商品の企画・製造・営業・販売・受注管理は、自分一人で行うこと。
・自分の給料は月30万円をとれるようにすること。
こんな要件を加味しながら、事業をイメージしていく必要があるなと考えました。
途中で変更はあるともいますが、一度これを数値化してみたいと思います。
その時に使用するのは、MQ会計という方法です。
通常会計法というのは、特別な知識がなければ難しく、素人には理解しにくいものだと私自身は思っていました。
私自身「数値」というものが、本当に苦手!で簿記の勉強も挫折しています。
そんな私が会社の会計、つまりどれだけ儲けているのか?あるいは、どれだけ儲ける必要があるのかということを理解できたのは、MQ会計のおかげです。
MQ会計がどういうものかを知りたい方は、ぜひ検索してみてください。(実は紹介したいサイトはあったのですが、転用ができなかったので、ここには記さないでおきます)
MQ会計の入門書「利益が見える 戦略MQ会計」という本の「経営計画は30分でできる」というページを参考にしながら、まったく素人の私が暫定的な事業計画を作っていきます。
手順①利益Gを決める
会社にどれだけの利益を残したいのかをまず考えます。
とりあえずよくわかりませんが、利益Gは月10万円とします。
手順②固定費Fを決める
固定費はFは
F1(人件費)
F2(製造経費、販売費、一般管理費)
F3(金利、営業外費用)
F4(戦略費)
F5(減価償却費)と別れていますが
ぶっちゃけ経験もないし、あんまりイメージできていないので
F1の人件費に自分が欲しい給料30万円、F2の製造経費等にを10万円、F4の戦略費を10万円としました。(これからはこの数値を確からしいものにしていく必要があります
ね)
手順③目標粗利総額MQを決定する。
図を見ると、MQの合計は、利益Gと固定費Fとなっています。
なので先ほど決めたGとFの合計で60万円。
私の事業では、60万円の粗利を稼ぐ必要があるということがわかりました。
現在作っているポストカードでは、設定した数値でどのくらいの数を毎月生産、販売していく必要があるかというのを出してみます。これはMQ会計上は、販売数Qという数値で表します。
希望小売価格250円とすると(250円は同業者の方が販売している価格を参考にしました)
P:卸価格150円(希望小売価格の6割と想定する)
V:原材料費50円
M:粗利100円
MQ=M/Q
先ほど決めた目標粗利総額MQの数値は40万円、一枚当たりの粗利は100円
60万円÷10万円=6000枚
1か月あたり、6000枚の生産・販売をしていく必要がわかりました。
1日3枚、30営業日の店舗を想定すると、約70店舗の開拓をする必要があります。
それ以外も同じように、算出してみると、以下のような事業計画となりました。
これは暫定的に出しているものなので、実際に行動してみてここから大いに変更はあるかと思います。
まずは自分がイメージしているサイズの事業の数値を明らかにしていくことを、本日はやってみました。