テスト販売をおっかなびっくりで始める③京都平安楽市でやらかす
11月11日に京都の平安神宮前の岡崎公園で開催された、平安楽市に出店してきました。
この出店でかなりの衝撃に襲われました。
なんと売り上げ・・・
550円(笑)
静岡から京都まで、高い交通費をかけて行ったにもかかわらずです。
京都の平安神宮という、一大観光地で日本人観光客も、外国人観光客もめっちゃいるにもかかわらず、
まさかの550円。
私的には落ち込むくらい痛いのですが、ブログのネタ的には、おいしすぎるということでそんなにへこむことなく、20分くらい落ち込んでから、気を取り直して、隣のブースで出店していた人に教えてもらった「鯉のいる銭湯」に向かうことができました。(この話はまた)
その日は午前1時に自宅を車で出発し、一路高速道路で京都に向かいました。
途中休憩をしながら、無事現地に到着。
開催時間までにはまだまだ時間があるので、先に平安神宮へ参拝に。
朝8時の平安神宮は、まだ参拝者もまばらで、平安時代にタイムスリップでもしたんじゃないかという気分に。
参拝を済ませた後、駐車場に戻り、荷物をとって自分のブースへ向かいました。
もちろんいつものように、ドキドキで、すでに帰りたい気分で満タンです。
「あら~今日はお隣ね。よろしくね~」
新しく購入したタープを広げようとしていると、今日のお隣さんが声をかけてくださいました。
人の好さそうなその女性に、私の緊張は若干和らぎます。
タープを広げ、什器を広げ、商品を並べて、今日の準備完了。
落ち着いて朝ごはんとコーヒーと思っていたところ、お隣さんが
「今日は風が出るらしいわね。風速で5メートル近く、吹くらしいわよ」
「え!?ほんとですが!?」
紙を扱う私が恐れていた、雨と風。
いつか対峙しなければならないとは思っていたが、それに今日は襲われるのか・・・。
商品を並べ終わってしばらくして、恐れていた風との戦いは始まりました。
風に吹き飛ばされて商品が地面に落ちて、汚れてしまえば、もう商品として販売できなくなります。
目の前の木が揺れるのをみながら「風が来る!」と思うと、何をしていても商品を押さえにかからなければなりません。
風と闘いながらも、どうにかこうにかお客さんに声をかけていたのですが・・・なんか前回と違う・・・。
誰も足を止めてくれないのです。
人はたくさんいるのに!
おとなりさんのマフラーは売れているのに!
私のところには、誰も目を向けてくれないのです!
なんで~!?
そんななか購入してくれたのはお2人の女性。
「かわいいですね!ご自身で作られているんですか!?」
と声をかけてくれた、芸大に通うというかわいい女性。
そして
「こういうのって、買っても使わなくてたまっちゃう一方なんだけどね」
といいながら購入してくださった、女性。
そしてそのまま試合終了となったのでした。